俺がpairsというマッチングアプリで投資ツール販売詐欺に遭遇した話を記事にする。これまで二記事を投稿しているが、今回は総集編となる。
正直、ネットでも見ないパターンであったのである意味では楽しめた。
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前半ペアーズで詐欺に遭いそうな話
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後半ペアーズで投資ツール販売に出会った話
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印象的な事をダイジェストで記事にする。
目次
登場人物の紹介
最初に登場人物の紹介を簡単に済ませておく。
俺
らくメソッドの筆者。彼女いない歴=年齢の悲しい生物。
A
マッチング相手。26歳。
B
A姉の彼氏。30代。
C
Bがいる会社の上司。
上記の4名となる。
マッチング後すぐに会いたがり、LINEへ誘導してくる
正直に言うとマッチングして直ぐに怪しいとは思っていた。
怪しいと思った点
1:いきなり会いたがる(メッセージ二通目)
2:マッチングした次の日に会う約束をする
3:即LINE交換
4:場所と時間を指定してくる
おそらく複数人に同時並行で勧誘を掛けている為だと思う。
初回の食事に第三者が乱入
カフェに入ってから数分でAの携帯に電話が掛かってきて、姉の彼氏Bが暇をしているから合流するという話になった。5分後くらいにBがやって来て、初回の食事は男2人と女性1人というカオスへ。ちなみにカフェはAが指定している場所であり、3人で食事するのは最初から決まっていたのであろうと思っている。
Bは何故か俺にばかり話しかけており、Aは基本相槌を打つか少しリアクションを取るだけであった。最初は仕事の話から始まり休日の過ごし方が話題になったかと思えば
とか言ってきて若い内の貯金や経験の重要性を説いてくるのだ。ただ、Bの話はそんなに長くなく話を終えたら去って行った。そこからAと少し話をしてたら二回目の食事を取り付けられた。
ちなみにBが退店した直後にAはトイレに行っていた、疑い過ぎの気もするがおそらくBと連絡を取っていたのだろうと思う。
二回目の食事前に運用の話を聞きたいと言い出す
一日に数回LINEのやり取りをしていたのだが、ある時
的な事を、ご丁寧にLINEのスクショと一緒にして送ってきた。
前回Bがチラッと言っていた運用の話は布石であった様で、Bが俺を誘うのでなく、Aが運用に興味を持ってBへ聞きついでに俺も誘うという構図を作ってきたのだ。こういうやり方があるのかと素直に関心した。
マンションの一室にある何もないオフィスへ
覚悟を決めてボイスレコーダーを携えた俺はA、Bと合流した。集合場所は前回と同じ駅であり、当然の様にオフィスは近くにあるとの事であった。オフィスはマンションの中にあり1K程度の狭い部屋であった。椅子と机以外何も置いておらず、おおよそ会社には見えないオフィスであった。
おそらく短いスパンで引っ越しをしている為、部屋に何も置いてないだと思われる。こうする事ですぐに逃げられる様にしてあるのであろう。部屋の契約も上手く誤魔化しているのではないか?
ちなみにオフィスにはBが呼んだタクシーで移動した。その際に
とドヤ顔で言ってきたのが少し癪であった。まぁ料金は支払ってくれたから構わない。
Cによる運用の説明
オフィスにはBの上司Cがおり早速運用の説明をしてきた。
株やFXの説明をした後、提携しているSEが提供する投資ツールの紹介をしてきた。シンプルに言うと
このツールがあればほったらかしです!
元手30万で1年半後には150万になるらしく、年利100%を余裕で超えているチャート表を見せながら説明してきた。複利があればこうなります!と笑顔で説明してきたのだが、これが本当なら是非ともやりたいな。投資ツールがあれば最適な投資を自動でやってくれるらしい!
にしても説明が雑すぎやしなか?これに騙される人がいるのだと思うと気の毒である。
お値段 60%OFFの40万
気になるお値段だが40万円らしい。本来は100万するらしいのだが
うちに利益は一切ないけど、開発元に払う金額だけでいいから
特価で投資ツールを販売してくれるらしい。なんて優しいんだ・・・、普段は開発元と委託先が4:6で取り分を貰っているって事ね。そんな事ある?
ちなみに即決しないといけないらしい!
この時点で会社名は不明、名刺もない
ちなみにこの時点で会社名は判明しておらず、Cも名刺は切らしているらしい。ここはオフィスだぞ?
会社名を聞いてもはぐらかされて、契約書には書いてあるからと訳が分からない回答をされる。
即決をするA 決めるキャッシング
説明が終わり決断をする時間がやってきたのだが、Aは当然の様に
私は貯金が20万円しかないからクレジットカードのキャシシング枠で購入するよ!どうせならプレッツ君も一緒にやろうよ〜
と言ってくる。なんと貯金が無いにも関わらず借金をしてまで運用を始めるらしい。それに対してBは
と援護射撃をしてきた。
同調圧力で契約を迫る手法だろう。更にA 、Bはお金がない状態でも関係がないという意志を見せつけてくる。お金が無いから無理という断り文句を潰す目的があるのであろう。ウシジマくんでありそうな話やな。
断ったら音信不通に
まぁ契約をする理由は無いので、契約をする意思がないとハッキリ伝えると
的な感じで引き止めにきたが再度断った。これ以上は踏み込んでこず一旦解散となった。この後Aと食事に行く予定があったのだが、先に契約を済ませてから再度合流するという話になった。ちなみに解散した後
との連絡が来た。以降は音信不通である、次の相手へ移行していたのであろう。悲しい。
論理的ではなく感情的にセールスをしてくる
今回は投資ツール販売詐欺であった。マッチングアプリでカモを呼び、カモと一緒に投資ツールを利用した運用を始めるというストーリで契約を勧めてくる。呼び込み役のAは呼び込みで、後からくるBが運用のフック、Cが契約を説明。という役割であったのだろう。
正直運用の説明はお粗末であり、なんとなく儲かる話をしてきて軽いノリで契約を勧めてきた。一緒に契約をする人間がおり、1人でやるより2人でやろうよ的な誘いであった。
知識がない人からすれば、放置しておくだけでお金が増えていく様に思える内容で、一緒に始める人もいるので仲間意識を持ち不安も感じにくいのかもしれない。俺には全く響かなかったが、騙される人は多少いるかもしれないと感じた。
情報弱者であったり、人に流されやすい人であればコロッとお金を払ってしまう危険性がある。
悪人はいるので気を付けようと自戒する所存。
振り返り
- 同調圧力で契約を勧めてくる事がある
- 詐欺や勧誘は論理的というより感情的にくる(今回は)
- 怪しいと思った事は概ね正しい
- 他人が親切で何かをしてくれる事は疑え
- 都合のいい話はそうそう無い