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体験談

【相続放棄】中学生が6000万の借金を抱えそうになった話

2023年6月30日

タイトルの通り俺が6000万の借金を抱えそうになった時の話を記事にする。

全て事実のノンフィクションであり結構虚しくなる。ただ俺の価値観や人生観を形成する大きな要素ではあるので俺自身の振り返りも兼ねてしっかり纏めていきたいと思う。ちなみに現状の俺は奨学金以外の借金はないしその額も大した額ではない。もしこの記事タイトルが6000万の借金を抱えている話とかだったら俺は自殺してる気がする。

ちなみにこの話は俺が13歳の頃中学1年生の出来事である。

父の会社が倒産し本人は死去

それで何故6000万の借金が発生したのかというと父の会社が倒産した際に借金が残った為である。父は社員が10人程度の会社で社長をやっていたのだが経営が上手くいかなかった様で借金が増え続けたらしい。倒産時には社員が父を含めて2人しか残っていなかった様で当時の状況を知る由はないが色々察する事が出来る。

それで倒産した際に社長である父が借金を被るのは当然なんだけど、それが何故俺に降りかかったのか?

父は倒産の前に死去

父は会社が倒産する前に急性の心筋梗塞で亡くなっている。亡くなる1週間前に胸が苦しいと言い出して病院に向かったんだけど、向かっている途中で痛みが引いたらしくそのまま戻って来てしまった。父は病院嫌いで虫歯も治さないタイプの人でその時も病院に掛かるのが嫌だったんだと思う。そんで1週間後に急死した。

夜中に胸の痛みが再発したらしく、1人で再度病院に向かい受付で記入をしている途中で意識を失い緊急治療室に搬入されたらしい。丁度自宅の電話番号まで記入が済んでいたらしく病院から電話が掛かってきた事で父の状態に気づいた。急いで母と共に夜中の病院へ向かった事を未だに覚えている。家を出る際に母が早く別れておけばよかったと漏らした事も未だに覚えている。

まもなく病院に着いたんだけど、無数のチューブに繋がれて心肺蘇生を受けながら名前を呼ばれ続ける父の姿は現実だとは思えなかった気がする。それで蘇生を3時間近く試みても蘇生は叶わず父の死亡は確定した。父の心電図が段々と並行の線になっていく様子は軽くトラウマになっている。多少落ち着いた後に父の遺体を見るかと看護師の人に言われたんだけど断った。

ちなみに死因は急性の心筋梗塞だが要因は過労だったらしい。

遺産ではなく負債が残る 借金6000万

それで父が亡くなった訳だがそれによって総額6000万程の借金が相続されてしまう事になった。当時の俺は中坊だったので詳しくは知らないけど取引先への支払いとかが色々未納になっていたのが主な理由っぽい。ちなみに父は住んでいる賃貸や駐車場の賃料も3ヶ月くらい滞納していたので公私共にお金に困っていたらしい。

社長の遺産って聞くと莫大な資産が残ってそうなイメージがあるけどそうでもなかったし、なんなら負債しか残ってなくて子供ながら絶望した気がする。一応生命保険があったんだけど死亡する1ヶ月前に解約してしまったらしく意味がなかった、ただ持病を申告していなかった様なのでどのみち貰うことは出来なかった。マジで父から引き継げた資産は0である。

亡くなった父の鳴り続ける電話

父の携帯には朝早くから何度も色々な人から着信がきていた。流石に無視しづけるのも悪いので途中から母が電話に出て父が急死した事を伝え続けていたんだけど

自殺ですか?

って返されたらしい。そのやり取りだけで父の状況や苦悩が伺える。どうやら電話を掛けてくる相手は請求の催促や弁護士やらであったらしく相当切羽詰まった状況であったらしい。

途中で父の会社の従業員に繋がって状況を伝えると後はこっちで対応するから電話に出なくていいと言ってくれたらしい。間違いなくこの残された最後の社員が一番苦労されたと思う。

借金は俺に

それでタイトルの通り6000万の借金が俺に相続される事になった。

単純に父の負債の相続順位1位が俺であった為である。こういう時は本来配偶者である母に相続が優先されるはずなんだけど、父と母は結婚をしておらず事実婚という状況であった為こういう事態になった。ちなみにこの事実は父が亡くなった当日に知った。確かに父と母の苗字が別姓であった事を不思議に思ったことはあったが結婚していないとは思ってなかった。あと父がバツイチである事も同日に知った。

それで13歳にして6000万の借金を相続する事になってしまった。…がそれで終わらせる訳にはいかず家庭裁判所で相続放棄をする事でその借金を放棄し事なきを得た。父の親族が弁護士を雇ってくれて諸々手を回してくれたので助かった。ただ叔母さんは何かの連帯保証人になっていたらしく600万近くの返済をする事になった様である。

頻繁にやってくる借金取り(弁護士)

ただ相続放棄をする事になって万事解決とはいかず父の死後家には借金取りが来る様になった。とは言っても相手方の弁護士なので手荒な真似はされなかったがやけに家に入ろうとしたり、父の携帯や関連書類を持って帰ろうとしつこく言われたのを覚えている。実際に父の実家にも弁護士はやってきたらしく祖母がうっかり家にあげれば中々帰らずに粘られたらしい。

向こうも必死だったのだろう、6000万の借金がある=6000万を回収出来ていない企業があるという事なのだから。ただ笑顔で「線香だけでも」「何かお力になれれば」「後は任せてください」とか言いながら迫ってくる大人に恐怖感を持ったのは事実だ。正直この一件で俺は格段に疑り深くなった気がする。

まぁ結局2ヶ月くらい経つとパタリと来なくなったので良かった。

残された母子家庭は惨め

父が亡くなった結果、母子家庭となった俺と母はそこからが大変だった。借金事態は無くなったが遺産も無いので生活に困ってしまう。遺族年金は定額で毎月入ってくるのだがかなり少ない。具体的な額は避けるが生活保護受給者よりも貰える額は少なかった。

俺の相続放棄が済んでから1ヶ月後くらいに税務署あたりから母に電話が掛かってきて差し押さえの連絡が通知された。まぁ自宅関係は関係無くてあくまで父の会社の持ち物限定で差し押さえをしたらしいんだけど、差し押さえの単語を聞いた瞬間に悲痛な声で聞き返していた母の声はあまりにも虚しかったのは覚えている。ただこれで父の借金関連は解決した。結果的に資産や貯金が殆どない母子家庭が生存する事になった。

となると働くしかないのだが、母は高校卒のうえ40代の時点で社会に出て働いた事が無かったらしい。そのため、まともな職には就けずパートに就いても直ぐに辞めるというのを繰り返していた。中学生だった俺にはあまり実感が無かったけど当時は相当しんどかったのだろうと思う。結局半年も働けなかったんだと思うけど途中から何処かで知り合った男から金を恵んでもらっていたらしい。多分現時点でもチラホラお金を貰っているんだと思う。50過ぎてもパパ活が出来るのは凄いと思う。

育児放棄されなかったのが救い

そんな状態でも育児放棄はされなかったので良かったと俺は考えている。学校に関しても高校の授業料は免除、短大の学費は奨学金で賄えた。正直周りの家が羨ましく感じるが気にしても仕方がない。これでも俺はマシな方なのだと認識する事で今日も気楽に生きている。

ただ、母親の立場で考えてみると相当大変であった様に思える。社会に出るまで飯を食わしてもらった事に感謝するべきなのだろう、子供が親に育ててもらう事を感謝するというのはどうなのだろうか?これを意識して生活している若い人は少ないのではないか?何が言いたいのか俺も分からない。

ただ記事にしていて虚しくなった。

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プレッツ

社会人3年目の市民。高校生の頃に起業を志して進学先、就職先を決めたが最近になって後悔し始める。新卒で入った会社を1ヶ月で辞めて、その次に入った会社では提携会社へ1ヶ月足らずで飛ばされるという悲しい社会人。新規事業を興している会社へ転職するなど、出来ることを模索中。どうせなら楽に生きたいから、その考えや方法をブログにまとめていきたい。

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